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地球で旅行検索 : Microsoft Virtual Earth 3D x エイビーロード WEBサービス デモサイトを公開
研究員の石橋利真です。こんにちは。
8月にMTLがリリースしたエイビーロード WEBサービスと、マイクロソフト社が提供する3D 地図プラットフォーム - Virtual Earth 3D - を組み合わせたデモサイトを作りました:
[目次]
- 1. デモサイトを試すにはプラグインのインストールが必要
- 2. コンセプト
- 3. マイクロソフト REMIX07 TOKYO カンファレンスでお披露目
- 4. 何故 Microsoft Virtual Earth で試したのか
- 5. 開発手法
- 6. Virtual Earth 3D を実際に試してみた感想
- 7. 各種メディア記事
- 8. 地球の操作方法
1. デモサイトを試すにはプラグインのインストールが必要
動作させるには Virtual Earth 3D プラグインを事前にインストールしておく必要があります。以下のリンクからインストーラー (Setup.exe) をダウンロード&実行してください。
無事導入できたならば:
動作環境
- OS: Windows XP or Vista
- Browser: IE6/IE7, Firefox
2. コンセプト
キーワードを元に、オススメの旅先を、地球を使ってご紹介
どこに旅行したいか検討がついていない方が「なんとなくブラウズしているうちに、何かしらのインスピレーションを得る」事にフォーカスしたサイト。表示されているさまざまなキーワード 「癒し」 「登山」 「紅葉」 などの中から気になったワードを選択すると、該当ワードに関連するオススメ都市が、地球上にプロットされます。
- 「癒し」 → オアフ島、バリ島、コナキタバル?どこ?...へぇ、マレーシアなのかぁ
- 「聖堂」 → ローマ、パリを抑えてクライストチャーチって所が1位... へぇ、ニュージーランドにそんな場所があるのかぁ
気になる都市を見つけたら、そこを地図上で選択することで、さらにズームイン、今度はその都市付近の観光地を一覧で提示、かつ地図上の位置関係も教えてくれます。
各観光地の写真や説明文を確認しつつ、画面に大きく表示されている街の周辺風景や、建物や山岳地形などが3D表示されている様を眺めることで、旅先のイメージが沸くかもしれません。
あるいは、あっちこっち都市を訪れているうちに、お気に入りの場所が見つかるかも。各都市ごとに、AB-ROADに掲載されているツアーの一覧が表示されるので、旅費やツアー期間の相場もその場で把握できます。もし気に入ったツアーがあったら、そのままリンク先のAB-ROADサイトにてツアーの予約・問い合わせも可能です。
3. マイクロソフト REMIX07 TOKYO カンファレンスでお披露目
今年(2007年)8月1日にリリースしたばかりのエイビーロード WEBサービスを使ったデモサイトを作ろうと思案していたところに、Microsoft Virtual Earth に 3D 機能があることを知り、興味を持ったのが開発着手のきっかけでした。そこから1ヶ月間の企画~実装~手直し~手直しまくり... のフェーズを経て、9月19日、REMIX07 カンファレンス 基調講演にてデモの披露をさせていただきました。
当日のストリーミング映像
閲覧するには Silverlight プラグインのインストールが必要になります。画面右側のパワポ画面下部にマウスを持っていくと、ページ選択が出来るUIが出てくるので、7-8回「次へ」ボタンを連打した後、唯一背景色が「白くて」、うちのラボのロゴである「木」の影絵がでっかく写っているページをクリックすると、目的の動画が始まります。ふう。
Microsoft プレスリリース
- Microsoft PressPass - Webクリエイタおよび開発者向けに地図情報プラットフォーム「Microsoft(R) Virtual Earth(TM)」のテクノロジを本日より提供開始
各種メディア記事
4. 何故 Microsoft Virtual Earth で試したのか
地図プラットフォームとしては先駆者である Google Maps や Yahoo! Maps 等がありますが、今回は:
という Virtual Earth 3D の特徴が、ひょっとしたらエイビーロードの持つ旅行情報と相性が良いのでは?組み合わせはなんか面白そうだよね?というインスピレーションから、実験的に作ってみた次第です。
同じ "3D地球儀" としては Google Earth がありますが、そちらは単体起動のアプリケーションなのに対し、Virtual Earth 3D はあくまでWebページの一部として機能し、javascriptにて手軽にコントロールが出来るという点で、Web U/Iとしての可能性を試してみたかったのもあります。
5. 開発手法
メンバーは2名
MTL研究員船見と石橋の2名。どちらもエンジニア。サイト企画から実装まで、手を動かす部分はすべてアジャイル手法 / ペア企画 / ペアプログラミング で乗り切る。テストコードは一部を除いて書きませんでした。
手を動かす部分以外にも、広報やコンプライアンスチェック等の業務がありましたが、その辺りは周りのメンバーに助けてもらいました > 感謝
期間
8/13~9/13までの4週間。途中、船見は夏休みで1週間某アフリカサバンナ地方へ旅立ち、石橋も途中息切れして休息をとった場面も。なので正味3週間くらいで、ざっくり工数の内訳は:
- 2人日 企画立案 (ペア)
- 6人日 エイビーロード WEBサービス 追加機能開発 (ペア)
- 1人日 サイトCSSデザイン作成 (石橋)
- 10人日 Virtual Earth 以外の AJAX U/I 開発 (石橋)
- 7人日 Virtual Earth 検証+実装 (船見)
- 4人日 出来栄えの検証~酩酊~迷走 (ペア)
そんな配分でした。
Open Source ライブラリ
Open Source なライブラリの恩恵に授かる事でかなり開発期間が短縮できています。これらライブラリを作成・公開してくれている方々に感謝。
サーバサイドスクリプトは必要なし
Virtual Earth はクライアントブラウザで動く javascript + ActiveX プラグイン、AB-ROAD WEBサービスはJSONP出力形式に対応している事から、クロスドメインでのAJAX通信 (任意のブラウザから、直接エイビーロードWEBサービスをリクエスト可能) が実現できる... というわけで今回のデモはクライアントサイドの javascript コードのみで完結しています。開発効率・メンテナンス性が良いです。
6. Virtual Earth 3D を実際に試してみた感想
これはいい
- ドキュメントがきちんと書かれている
- Virtual Earth Map Control v5 SDK (日本語版はこちら)
- 逆引きサンプル - Interactive SDK - が便利
- Virtual Earth Interactive SDK - 何ができるか・できないかの大枠を把握可能、かつサンプルコードがスムーズに入手可能な為、初期の導入フェーズがすんなり進む。
- 無償で提供
- マイクロソフトさんが、こうやってWeb界隈の慣習に従って、参入しようとしている姿勢は個人的には微笑ましく・頼もしく思っています。
今後に期待
- 体感レスポンスの向上が必要
- ニューヨークの街並みが一通り描画されるまで、やはり待ち時間が発生します。ちょっと場所を移動すると、また同じように待つ事になります。ユーザーインターフェースとしては、待ち時間は最低限、サクサクとしたレスポンスが無いと厳しいです。
- 出来る事をもっと増やす
- Virtual Earth 2D に比べると、出来る事と挙動の安定性がまだ不足しているかと。また、2Dで動くコードが3Dだと動かない場合もあり、余計な調査時間とコード量が増えてしまって苦戦しました。
デモサイトを触っていただければ判るとおり、初見では「おっ」と思える機会が何回かはあるものの、日常利用レベルの快適便利サイトまで昇華させるには、まだ改善が必要かと個人的には感じています。それには、今回の僕らのように実際にプラットフォームを叩いてみた開発者が、ガッツリとバグ&要望レポートをアウトプットしていく事で、MSも我々もエンドユーザーも、皆にとって価値のある「共調・共有」の関係を築けていけるのでは、と信じています。
バグ&要望レポート
- coming soon (まとめ中)
7. 各種メディア記事
- CNET Japan - MS、開発者向けに「Windows Live」の機能を提供--第1弾は「Virtual Earth」
- CNET Japan - REMIX 07 Tokyo開催--SilverlightやVirtual Earthを組み込んだ次世代ウェブ環境を紹介したマイクロソフト
- ITpro - 【REMIX07】3D地図サービス「Virtual Earth」がWebサイトに自由に組み込み可能に
- Impress Internet Watch - 「Virtual Earth」の3D地図APIを開発者向けに提供
- CodeZine - REMIX07 TOKYO開催、ソフトウェアとサービスを融合し次世代Webプラットフォームを目指す
- RBB TODAY - 【REMIX07 TOKYO Vol.2】実はMac対応がうれしいSilverlight!?――5社の導入事例
- 日経パソコンオンライン - 【REMIX07】MS、Webサイトに地図情報を組み込むためのSDKを公開
- THE SECOND TIMES - 【速報レポート】次世代Web体感イベント REMIX07 TOKYO 「基調講演」
- IT+Plus - マイクロソフト、ウェブサイトで無償利用できる3次元地図のAPIを公開
- イザ! - MSが「REMIX07」開催 TBS青木アナも登場!
- ITmedia News - 「Virtual Earth」日本語版API公開
- ITmedia エンタープライズ - マイクロソフト、Virtual Earthの日本語版APIを公開
- デジタルARENA - 「REMIX07 TOKYO」で見えた次世代Webの世界 (画面写真多め)
- MdN Interactive - 次世代Webカンファレンス「REMIX07 TOKYO」が開催 (船見+石橋 遠めショット)
- ASCII.jp PC/デジタル - 【レポート】次世代ウェブ体験を体現したデモが目白押し――REMIX07 TOKYOキーノート (船見写真)
Microsoftオフィシャルブログ
- Virtual Earth / Live Maps - Virtual Earth Japanese SDK launched at Remix Tokyo
- Angus Logan's Blog - Recruit.co.jp cool Virtual Earth 3D demo
ブログレポート
- Keep on xxckin' - 次世代Web体感イベント REMIX07 TOKYO 「基調講演」:レポート
- hayashihがOSをインストールする日記 - Remix07 キーノート
- 平々毎々 (Hey hey, My my) - メディアテクノロジーラボ++
- あるSEのつぶやき - REMIX07 TOKYOに行ってきました
- FULOG - 3次元地図のAPIが公開されたそうです
- FUZ! - MicroSoft 「Virtual Earth」の機能を提供開始
- インタラクティブ・エージェンシーではたらくWebプロデューサー - Microsoftのイベント「REMIX 07」に行ってきました
- Windows Fun News - 地図サービス「Virtual Earth」がWebサイトに組み込み可能に
※皆さん取り上げていただきありがとうございました。
地球の操作方法
Virtual Earth はマウスでの操作が基本ですが、キーボードを使った操作の方が直感的で使いやすかったりします。場所によって、その都度使い分けていただくと良いかと。
キーボードでの操作
地球を1度クリックした (フォーカスさせた) 状態で...
- ■ + キー
- ズームイン。より詳細な地図を表示。+キーは "L" キーの右隣。同時にSHIFTキーを押す必要はありません。
- ■ - (マイナス)キー
- ズームアウト。より広域な地図を表示。- (マイナス)キーは右上段、数字の "0" の右隣です。
- ■ 左右前後の矢印キー
- 任意の方向へスクロール移動。
- ■ Ctrl + 左右矢印キー
- 左右に方向転換。
- ■ Ctrl + 上下矢印キー
- 視点の角度変更。真上から見る~斜め上から見る~真横から見る。



コメント (1)
最高です。