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Buzzword 体験レポート
「Buzzword」は Flex で作られたブラウザ上で動作するオンラインワードプロセッサで、ドキュメントを共有し、みんなで編集できるという Web アプリだそうです。Adobe MAX にて Adobe がこの Buzzword を買収したことが発表されましたね。
みんなで文章が共有できると聞いて即思いつくのが
「英語ドキュメントを集合知で翻訳するときのプラットフォームに最良では?」
ということで、ちょうどプライベートで翻訳作業中だったドキュメントを、実験的に共有翻訳してみようと思い、Buzzword を使ってみたところ、いくつか気付いた点が出てきましたので使用感も併せてご報告します。
会員登録から使用まで
会員登録制なので、未登録の方は Bussword トップページからメンバー登録が必要になります。フォーム入力&送信後、すぐに使えるようになるのではなく、後日(1日〜2日後)、登録が完了したユーザーに対して承認メールが送られてきます(10/3現在)。
ドキュメントの共有に関して
Buzzword 画面左下に「Share」ボタンがあり、ここから共同編集者の設定ができます。同じ Adobe ということで「SHARE beta」と連携しているのかと思いましたが違うようです。買収に伴い、今後統合されていくのかもしれませんね。
現状では、メールアドレスを登録した人に対してのみ共有可能で、一般全ユーザーへの公開ドキュメントは作れないようです。
なお、メアドを登録した友人に対しては:
- Co-author : ドキュメントの編集&保存が可能
- Reviewer : ドキュメントの閲覧とコメント入力が可能
- Reader : ドキュメントの閲覧のみ可能
の3通りの設定ができるようです。

共有させたい相手のメールアドレスを入力する。何人でも追加可能で、共有のお知らせをメール通知することもできる。

一度共有したユーザーに対しての権限再設定もできます。
ドキュメントの保存と公開に関して
前述の通り「SHARE beta」とは連携していないので、「作ったドキュメントを Flash ベースのドキュメントリーダーを使って HTML ページに貼付ける 」仕組みは用意されていません。
書類は Buzzword 形式でオンライン上に保存(次回 Buzzword アクセス時に開ける)するか、書き出しの形で ".doc", ".xml", ".rtf" 形式でデスクトップへ書き出しができます。2次利用することも多い XML フォーマットですが、筆者個人の xml スキルでは、Buzzword がら出力された xml をそのまま使うには苦労しそうな印象がしました。(余計な独自スタイルタグが入っているため。)あくまで Buzzword にインポートするためのファイルだと考えるべきなのかもしれません。→と思ったら Buzzword 側にインポート機能がない。
エディタのインターフェースが良い
僕はあまり Word を使いこなせていない人間なのですが、オンラインエディタでもこんなにいろんな機能(上部のツールボタン周りや文書のズーム表示、共有更新履歴など)をこんなにスムーズに見せられる&使えることに感激しました。それに貢献している Flex テクノロジーも素敵です。
HTML エディタではない
従来翻訳作業では、英文 HTML ページをローカル保存し、コピーした文書を Dreamweaver で翻訳編集していたのだけど、Buzzword では HTML の貼付けは出来ない。「英文ドキュメントの全テキストをそのままコピペして Buzzword 上で再度リッチに飾り付け」という作業は出来るけれども、再現性のことを考えると、個人的には HTML コピペがしたい。
そういう意味では「簡単操作で画像も貼れてオシャレな書類が作れるリッチテキストエディタ」として、Word を持っていないエントリーユーザーをターゲットにした Web アプリという方向性で進む方がいいのかもしれませんね。(Adobe っぽくはないけどw)
とすると、僕達(Word も持ってるし Google Docs の存在も知っている)ユーザーの相手をするよりは、そのあたりの操作リテラシの低いユーザーの学習コストを下げ、そういうユーザーをまず獲得していく活動が先決なのかもしれませんね。ビデオチュートリアルとか。
日本語が
入力できません。びっくりしました。
感想
まだ Adobe に買収されて間もないので、まだ Adobe 色の Web アプリにはなっていません。今後日本語も使えるようになるでしょうし、UI(UI は現状でも十分満足できる)も向上していくことでしょう。
今回僕は「英語ドキュメントをみんなで翻訳作業するためのベストメソッド」を期待して、以下のようなことができればいいなと勝手に期待していました(←イメージがあるんだから自分で作れよという話ですが):
- 翻訳作業参加メンバーが、各自のブログにブログパーツ的に張り付け&編集できる。→気が向いた時に気軽に翻訳できる。(Wiki みたいに、いちいちユーザーにページ遷移させるのも気が引けるので。)
- 貼付けられた際、Flash Paper チックなメリットを活かした UI
- 例えば、ドキュメントの一部を引用される際に、現状のブログ界では該当部分のコピペ引用が一般的だけど、それを、「共有ドキュメントの該当部分を選択し→シンプルUIでゴニョゴニョする→引用部分にフォーカスがあたった状態でブログパーツ的にブログ内に張り付け」
ができると、そのブログ記事の訪問ユーザーも、引用部分以外のドキュメントにも関心が行くし、その場合、可読性の高いオリジナル文書(サイト)にジャンプするだろうから原版保有者も嬉しい状況が生まれる。 - HTML エディタ
同じく、共有機能付きオンラインワードプロセッサである「Google ドキュメント」との差別化をどう図っていくのか。先に書いた「エントリーユーザー向けリッチエディタ」とは真逆の方向性だけど、せっかく Adobe さんなのだから、Adobe が抱えるクリエイター層を喜ばせるアプローチが見てみたい。すごくチャレンジングだと思うけど。(どのみち現状日本語が入力できないのでw)今後に期待です。
