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[web2expo08]搭載した車からのフィードバックで正確な交通情報を流すカーナビ〜Dash

フナミ タカオ

フナミ タカオ

イベント,海外

%E3%83%94%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%A3%204.pngフナミタカオです。
位置系のサービスがキーノートで取り上げられていました。
Dashという小型のカーナビですが、インターネットに接続されていて走行中の状況をセンターに報告するようです。その情報をもとに、交通情報の精度が増し、リアルタイムに迂回経路を示したりできるようです。Yahoo!ローカルの情報をカーナビで表示したり、ポッドキャストとしても使えるとのことです。


↑キーノートのビデオ(5'38)が公開されました。すごい!(追記04/26)
What Dash Knows
Rob Currie氏
Dash Navigation, Inc.

2001年当時の未来

その昔、インターネット黎明期に走行中のワイパーをセンサーにすれば、詳細な現在の天気が把握できるという話を村井純氏がおしゃってましたが、まさにそのことが現実になったということです。

ワイパーの稼働状況も集めればビジネスになる


 2001年の2月に横浜で実施されたITSのフィード実験についても触れ、ここではバスやタクシーにさまざまなセンサーをつけてそれぞれの情報を収集したという。例えば、「それぞれの車につけたワイパーの動作状況と、その場所を収集すれば雨の降っている場所が詳細に知ることができる」と新たな使い方を提案し「この情報をタクシー会社に提供することにより、『雨による客待ちが多い地域』として活用することができる」とビジネスチャンスの1つであると期待した。

この話何度か聞いたことがありましたが、アメリカではWeb2.0の事例として語られている訳です。
ということは、村井氏のおしゃっていたことって、双方向の情報交換、あるいは集めて分析すれば価値のある情報になるという意味でもWeb2.0を予言されていた。あるいはWebがやっと、当初想像していたインターネットに技術的&コスト的に追いついたということかもしれませんねえ...
しかし、ここでは、そこまで深く考えずに、Dashのカーナビ「Dash Express」について紹介します。

車側からも道路状況をフィードバック

2008年の2月からアマゾンでも発売が開始されています。日本でも以下のような記事になってます。

双方向で道路情報――ネットカーナビ「Dash Express」発売


 Dashは、Dash Expressを設置した各自動車から位置情報および運転速度データを匿名で自動的にサーバに回収し、それらのデータを基に道路状況を分析して最新道路情報を各Dash Expressに提供する計画。そのためDash Express購入者が増えれば増えるほど、交通情報の精度が向上するという。また提携先である交通情報データサービス企業のInrix経由で取得した交通情報も、合わせて提供する。

 Dash Expressは移動しながらのインターネット接続が可能であり、Yahoo! Localサーチによる目的地の検索が行える。また搭載ソフトや地図は、ワイヤレスで自動的に最新版に無料アップデートされるという。自宅のPCで検索した住所や目的地リストを、直接Dash Expressに送信することも可能だ。


アマゾンで約400ドルでかえるそうです。本体とは別に、接続料がかかり、2年間のプリペイドプランで、1カ月当たり9.99ドルとのこと。

Dash Driver Networkという技術によって、走行状況や工事の影響を加味して最適のルートと、到達時間を予測するとのこと。

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渋滞情報がでて、ルートを選択できたり

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Yahoo!ローカルの情報を表示できたりする。


Dashが知っていること


キーノートでは、運転手がYahoo!ローカルに検索をかけるために、入力した検索ワードの集計結果が紹介されました。

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全国と比べて、カリフォルニアでは「In-N-Out」が多いのが特徴らしい。会場が沸いた理由はちょっと不明ですが、このお店自体は西海岸が主体のようです。

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僕も一度いったことがありますが、とても丁寧なハンバーガーを作るお店で、とてもおいしかったです。ポテトはお店で皮を剥いて揚げるのがこだわりだと聞きました(冷凍じゃないってことです)
そして、1位はいつもスターバックス!

あと、昼と夜でもやっぱりかわりますね。
朝は「マクドナルド」や「ダンキンドーナツ」だけど、夕方は「寿司」や「タイ」それと「Bar」なんていうのも。さすがにここは苦笑でした。お酒飲んで運転はやっぱりまずいようです。あと「strip club」なんていうのもあるのですが、ちょっと偏ってないかと心配。サンプル数は提示されなかったのだけど。

位置と時間連動したコンテンツ提供のメデイアとしての価値もでてきそうです。アメリカでは車で1時間以上通勤(しかも渋滞)という方が相当いらっしゃるということなので、その渋滞の時間にその人に対してマッチしたコンテンツをながせるという可能性があるということになると思います。

そういえば、日本でもメーカー系のカーナビって...

さてこのDashの話を聞いていて、そういえば、ホンダのインターナビという、やはり、実際の走行中に車からの情報をもとに精度高く、渋滞情報や到着時刻を予測できるというのがあったことを思い出しました。しかも、かなり前からありますよね。

wikipedia インターナビ


2003年9月 インターナビ搭載車両から収集した交通情報を共有することにより、通常のVICS道路交通情報通信システム情報未提供道路に対しても情報を提供するフローティングカーシステムを自動車メーカーとして世界で初めて実用化。

なんとまあ、5年くらい前からやってます。
インターネットには外部危機として携帯のパケット通信で接続するので、たぶん「パケット定額」は通用しない。定額にするなら最安と思われるウイルコムプランでも1050円/月になります。
インターナビの基本料金は無料なので、Dash定額と比べても同等ですね。ただ、カーナビ本体の価格は1桁違うけど。

同様のサービスを、日産、トヨタでも行っています。

NISSAN CARWINGS:最速ルート探索


カーウイングスナビゲーション(HDD方式)では、より早く目的地に到着するルートを案内することはもちろん、電車の時刻表のように到着時刻が正確に分かります。リアルタイムの交通情報を基に、約2時間先までの交通状況を予測するカーウイングス予測交通情報によりルート探索の精度を向上させました。また、カーウイングス会員の車両の走行情報(プローブ情報)をカーウイングス情報センターにアップロードし、情報を編集・加工することによって、VICS情報ではカバーできないエリアの交通情報を提供します。

トヨタ自動車、新テレマティクスサービス「G-BOOK mX」を発表


「プローブコミュニケーション交通情報」
 走行中の「G-BOOK mX」搭載車から収集した速度や位置データなどの走行情報を元に、トヨタ独自の交通情報を生成し渋滞回避ルートを案内するサービス。車載通信機DCMを有することから、携帯電話のみによる同種のシステムに比べ、情報収集能力に優れ、リアルタイム渋滞情報をG-BOOKセンターに効率的に蓄積できる。これによりVICS情報ではカバーできなかった道路の渋滞情報を加味した、より高精度な渋滞予測が可能となり、渋滞を回避した最適ルートを案内できる。


とうことで、Dashと同じことは、日本では既に実現できているということになりますが、カーナビ側へのコンテンツの提供を考えると日産のカーウイングがRSSによる取り込みを実現しているのでチャンネルも多く今のところ情報は充実しているようです。しかし、各社で情報の取り込み形式が違うので、将来的には統合されて、自分でも登録できるようになると、コンテンツも増えて、より充実した機能を担当できるようになるのかと思います。
ただ、カーナビって、数年で買い替えられるようなものでもないし、将来を見越すのは難しいのかもしれません。
NISSAN CARWINGS:こんなときに便利な情報チャンネル(Auto DJ)


Dash日本版の可能性


メーカーのカーナビがすでに、Web2.0的だとすると、Dashの魅力は初期投資の少なさかな。でも、日本だと通信費用込みで月9.9ドルは厳しいのではなでしょうか。
通信費は別途で、サービス料で月9.9ドルならなんとかなるかな。
ユーザーは月2000円くらいを支払うことになり、だったら、助手席ナビでいいじゃんという派と、初期投資は高いけどメーカー純正でいいやということになるかもしれません。


SONY パーソナルナビゲーションシステム NV-U2 あたりがネットワーク機能を持つとか、リアルタイムは無理だけど、走行ログをセンターに送って、曜日とか時間帯の傾向を分析して、解析情報を今度は再度、ナビに取り込んで、渋滞予測精度をあげるとかという方法もありますね。

ついでに、NV-U2にPlaceEngine(プレイスエンジン)も搭載して、無線LAN情報をGPS付きで収集してはどうでしょうか。そうなると、無線LANの基地局が、車のGPSによる測地で緯度経度にひもづいてゆき、あっという間にPlaceEngineが全国をカバーできるようになるかもしれません。


最後は、やっぱり、助手席ナビのような携帯ナビであんとかなっちゃうのかな。
携帯からの位置情報をもとに現状でもある程度FBをしているのかもしれません。(想像ですが)

NAVITIME、PND市場参入へ 08年中に


「まだ具体的には申し上げられませんが、ナビタイムはPND市場などに参入し、クルマ向けのNAVITIMEを積極的に拡大していく考えです。08年中には製品発表をしたい」

なんて記事を見るとipod toch?なんていう憶測もでるなあ。iPhoneだったら携帯になっちゃのかな。
Dashのセッションから、いろいろ、飛び火しましたが、まだまだ進化してゆくのだとおもいます。
特に、渋滞がひどいアメリカでは、車内で安全にどう楽しんで運転するかということがかなり深刻だと思うので、なにか大きな展開があるかもしれません。
それがWeb2.0なのかどうかもわかりませんが。


参照:
Dash Express
双方向で道路情報――ネットカーナビ「Dash Express」発売
インターナビ・プレミアムクラブ公式ページ

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