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[Web2expo08] シリコンバレーの投資家と起業家 双方が伝える Web 2.0 企業のリアルなお話 part.2
研究員の石橋です。
前半 - 投資家編に引き続き、後半 - 起業家編をお送りします。
[目次]
セッション名
- シリコンバレーの投資家と起業家 双方が伝える Web 2.0 企業のリアルなお話
- Starting Up: Strategies for Financing & Growing Your Web 2.0 Startup
前半 - 投資家編
前半はこちらのエントリを参照
後半 - 起業家編
講演者
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Ted Rheingold Dogster.com / Catster.com 創設者 経歴:
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Thor Muller Get Satisfaction 創設者 経歴:
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※経歴の詳細はこちらを参照のこと。
要約
- アドネットワークはうまくいかない
- アフィリエイトもうまくいかない
- 利益を出すには、みずから足で広告枠を営業すべし
Web 2.0 / Long Tail な話になると出てくるアフィリエイトを、起業家みずからの体験で「儲からない」「死んでいる」と言い切る辺りが新鮮でした。この話はあくまで Dogster.com での一例なのでしょうけど、別のセッションでもマーケティング業界の方々がアフィリエイトについて「まだまだ試行錯誤の段階」との話をしていたあたり、本土英語圏のWEB市場でもアフィリエイトは換金手段として定着している訳では決して無い模様。地に足の着いたお話でした。
メモ書き
Dogster.com / Catster.com とは
- ロイヤリティの高いユーザが集まる、イヌネコに極めて特化したコミュニティサイト
過去数年の歴史
- 2005/07 - 2006/09 までプラス利益を出せていた
- 2006年後半に100万ドル (1臆円) の小口投資を受ける
- 2007/10 再び利益化に成功 ~ 以降プラス利益を維持
サイト規模 (2008/03現在)
- 25,00万 PV /月
- 75万 UU /月
- 広告にかけている経費(宣伝費)は 100万円/月 程度
利益化に失敗した頃の過ち
- アドネットワークで充分集客できると信じていた
- アフィリエイトで充分利益化できると信じていた
- 特化すべきチャンネルを見極めないまま、広範囲のマーケティングに投資しすぎた
- →アドネットワークは死んでる (ad network is dead)
- →アフィリエイトも死んでる (affiliate is dead)
一方、うまくいった事
- 自サイトの広告枠を、自ら営業して売りに行った
- 自サイトでのキャンペーン企画を、タイアップ広告として売りに出した
- スポンサー広告枠を売りに出した
- 定期購読サービス (Subscrption via email / RSS)
- カスタマーのコミュニティを QA (FAQ) コンテンツから、広告チャネル選定までとにかくフル活用。大幅に経費削減できた
- SEO特化したコンテンツの設置
- バイラル効果(口コミ)を狙ったコンテンツの設置
大切なこと
- 利益化する為に、必ずしもサイト規模を拡大する必要はないです
- 経営者はサービス品質と同じくらい、収益バランスを気にかけることを忘れずに
- 誰かが常に営業周りしていないとマズいよ
投資家と信頼関係を築くと得するよ
- 彼らと仲良くなれば、普段自分で見えない問題をビシバシ指摘してくれるようになるよ
- 大切なのは腹を割って話すこと (building trust)
- 情報を彼らに隠さないこと
共同創業者間での利益分配の秘訣
- 後から3人目、4人目のCEOを迎え入れる際、利益分配で悩みます
- 解決策 - 漁師の方々に教えてもらった知恵:
- 普通に頭数で分配するものの、"船" を頭数の1つに加えましょう
- "船" = 会社そのもの = 初期創業メンバー
Audience Q&A
起業家とのコミュニケーションと、サービス企画開発、どっちが大切?
- 彼らは新しい視点やインスピレーション、問題の指摘をたくさんしてくれます
- 仲良くなれるよう努力するといいよ
- 深夜遅くに不意をついて IM でメッセージを入れたりすると Good
予算が1万ドル余ったとしたら何に使う?
- 従業員に報酬として渡すかな。彼らを大切に!
- 普段情熱を注ぎにくい、セキュリティ関連の強化に使うかな
合わせて読みたい
去年参加した ETech 2007 でも成功している起業家の方によるワークショップがあったので、そちらの記事も参考になるかと思います:
ETech07 - geek向けのWebベンチャー起業講座 / coder to co-founder
こちら Marc Hedlund 氏のセッションは、より前向きだったり、「投資家との繋がりをどうしても作れなかったら、俺んとこにコイ!」とアニキ肌全開だった辺りが好感をもてました。
