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[Web2expo08] Yahoo! OS (Open Strategy) - Yahoo! もプラットフォームを一般デベロッパーに開放する方向に

石橋 利真

石橋 利真

イベント,海外

研究員の石橋です。こんにちは。

Web 2.0 Expo 2008 San Francisco 2日目の Keynote にて、Yahoo! CTO Ari Balogh 氏が同社の壮大なオープンプラットフォーム戦略について語っていました。特に Yahoo! 検索結果ページに、僕ら第三者が持つ情報をアドオン表示させる事ができる SearchMonkey は、僕らのリクルート Webサービス活用の適切な場として期待が持てます。

Keynoteとは別に、昨日 Yahoo! Neal Sample 氏が通常セッションにてより詳細な解説をしていたので、ここではそのエッセンスをまとめてご紹介します。

[目次]

セッション名

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講演者

Neal Sample
Chief Architect of Platforms at Yahoo!
プロフィール詳細はこちら

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Yahoo! 統計情報

Yahoo! US の統計情報いろいろ。

  • 1,800億 PV/月
  • 5億 UU/月
  • 3.5億 ログインユーザ UU/月
  • 2,350億 minutesの合計ユーザ滞在時間/月
  • 100億 ユーザ間のコンタクトリスト数

そしてこちらは Yahoo! Developer Network 関連の数値:

  • 25個以上の公開API
  • 20万人の登録デベロッパー
  • 11億の Yahoo! UI Library ダウンロード総ファイル数
  • 世界で利用数第二位の Flickr API を提供

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Yahoo! OS まとめ

Yahoo! Open Strategy を一言でまとめると:

  • Yahoo!が保有する様々なコンテンツ・サービス・ユーザ情報を、
  • 個々の独立したブロック単位に再編成し、
  • それらをすべてAPI化した上で、
  • 一般デベロッパーに開放します。
  • なので Yahoo! が持つ情報の価値を皆で最大限引き出していきましょう。

そんな壮大なビジョンを描いているようです。OpenSocial という単語も語られているあたり、Facebook 等SNSの昨今の動きと同じ方向を向いているかと。Yahoo! が持つアセットだと、SNSだけに留まらずまさに Social Media という言葉にふさわしい場の形成に期待が持てます。

この Keynote セッション動画を見ると、よりビジュアル的な全体概要をつかめると思います (via TechCrunch):

もう少し大きな画面で見たい方は、こちらの元の YDN Theater 記事で閲覧くださいませ。

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オープン化のマイルストーン

1. Yahoo! 内部で新 platform を利用開始
まずは内部で利用開始、現サービスの user experience 向上を狙う
2. Yahoo! ドメイン内での platform 利用を一般デベロッパーに開放
デベロッパーコミュニティから生まれる創造性/革新性を Yahoo! 本体に取り込む
3. Yahoo! platform を全開放
ネットのあらゆる場所で Yahoo! 体験をしてもらう。デベロッパーは任意のサイトにて platform を利用可能に。

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プラットフォームの階層構成

概念的には大きく分けて、3つの階層に分かれています:

↑ high layer

1. Application Platform
ユーザ接点となる階層。下層の Social Platform や Web Service Platform を駆使するアプリケーションの実行環境。
2. Social Platform
ユーザーのプロフィールや友達リスト等の情報に対する create / update / delete 操作手段を提供する階層。
3. Web Service Platform
Yahoo! 情報を手軽に利用する為のAPI階層。

↓ low layer

現在の Yahoo! Developer Network では3番目の Web Service Platform が存在/稼動していますが、今後はその上に、新たな公開情報としての Social Platform と、情報をアプリケーションという形に落とし込む工程を支援する Applicatin Platform が追加整備されていくようです。

以下、各 platform の詳細を説明していきます:

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1. Application Platform

サービスラインナップ
SearchMonkey
Yahoo! 検索結果を自由にカスタマイズ
FrontPage
Yahoo! TOPページに任意のアプリを追加
Standard Views
Yahoo! が用意する標準テンプレート上で自由にアプリを開発
Contextual Views
他ページに組み込み表示させる為のテンプレート
Mail
Yahoo! メールをカスタマイズ
Mobile
モバイル用画面をカスタマイズ
特徴
OpenSocial
OpenSocial に準拠・互換性確保します
Yahoo! ホスティング環境
SecurePHP, HTML/JS (w/Caja), XML/XSLT, YML (Yahoo Markup Language) を開発アセットとして用意
外部ホスティング環境
将来的には任意のサーバにて、任意のプログラム言語上で動かせるようにします

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2. Social Platform

ラインナップ
Social Graph
Yahoo!のもつ巨大な人間関係情報 (social directory) を利用可能。コンタクトリスト、プロフィール情報など。
Updates
自身の最近動向を発信、他人の動向をチェックできる機能。※ぶっちゃけ Twitter って言ってますね...
Status
いまどこで何をしているかの情報。位置情報 (geo location) 含む。Yahoo! Brickhouseが提供している Fire Eagle もこの実験のひとつかと。
特徴
  • すべてを Yahoo! ID 起点に
  • OAuth で個人認証
  • 標準的な RESTful API で利用可
  • OpenSocial の持つ付加価値を Application Platform に結合させる役割
  • Yahoo! ドメイン内外でも利用できるようにします

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3. Web Service Platform

特徴
  • Yahoo! コンテンツやサービスを、デベロッパーが簡単に再利用/Mashupできるように
  • 新 API の追加計画実行中
  • RESTful 形式に準拠
  • こちらも OAuth をサポート

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聴講者からのQ/A

Q: Yahoo! 360 はどうなるの?

新 platform 構想で作り直したうえで、サービスは継続させますよ。自分たちでSNSを運営することで、僕らは多くのことを学べています:

  • 他人の最新動向 (今誰が何をしているか) は皆が注目するコンテンツであること
  • 詳細にカスタマイズ可能なプライバシー設定機能のニーズが高いこと (Neal: 僕は複雑すぎて嫌いだけどね)
Q: Social Platform は広告ターゲティングにも使える?

もちろん。同じ趣味趣向を持つユーザグループを絞り込む機能とか。こういうの大切ですよね。

Q: OpenID 対応は?

Nealさん達の見解:

  • まだ時代のちょっと先を行っている感がある
  • みながIDベンダーになるべきじゃない
  • 利用手順・体験をもっと簡単にしてあげる必要あり
  • plaxo は中々いい形で実装しているね

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