![]()
『OpenSocial入門』日本初のOpenSocial本でPartuzaを試す
川崎 です。
日本初の OpenSocial 本が登場しました。
その名も 『OpenSocial入門』 です。
発売日は1月24日のようですが、もう一部の書店には並んでいるようです。
内容は、OpenSocial の基本から、API リファレンス、OAuth など少し高度なネタ、Partuza を使った開発環境の構築手順まで、詳しく載っている良書です。もちろん、索引もついてます。
OpenSocial入門 -- ソーシャルアプリケーションの実践開発
田中 洋一郎 (著) yoichiro価格: ¥ 2,709
出版社: 技術評論社 (2009/1/24)
ISBN-10: 4774137480
<目次>
第1章 OpenSocialとは
第2章 OpenSocialアプリケーションとは
第3章 OpenSocialアプリケーション開発
第4章 Gadget XMLファイル解説
第5章 API解説
第6章 OAuthによるWebサービスへのアクセス
第7章 Partuza+Shindigによる開発
OAuth については、外部サーバと連携させるアプリでは必須な仕様です。
個人情報を伴わないデータ参照系だけのアプリや、
コンテナのデータストアだけを使うアプリでは問題ないのですが、
外部サーバの個人認証を利用したり、情報更新を行うアプリでは
悪意のあるコンテナやアプリによる「なりすまし」を防ぐためにも必須です。
先日、著者の yoichiro さんや国内の OpenSocial コンテナベンダの中の人とも
OpenSocial を悪用するとソーシャルグラフ(友達情報)を利用することで
一見すると『信頼性の高いフィッシングサイト』も、実装可能じゃないかと
話題になったところでした。信頼性のために外部サーバ側では OAuth 対応が
必須になりそうなので、OAuth について、よく勉強しておく必要があります。
また、個人的には、第7章で紹介される Partuza の情報が参考になりました。
Mac なら、本に記載された通りの手順で Partuza をインストールできるようです。
Partuza は、実践的な OpenSocial アプリ開発では必須の実行環境で、
アドボケイトのクリスさんもオススメしてた。
(Partuza 作者のクリスさんと、アドボケイトのクリスさんは別人です)
ただ、本で1点だけ誤りを見つけました。
第7章 P.299(リスト7-7)で、
$shindigConfig = array(となっていますが、2行目は
'people_service' => 'PartuzaService',
'activity_service' => 'PartuzaService',
'app_data_service' => 'PartuzaService',
'extension_class_paths' => '/Library/WebServer/Documents/partuza/Shindig'
);
'person_service' => 'PartuzaService',が正しいです。
本家 Partuza の Wiki の記述から people_service になっていました。
レポートしたら、Wiki はもう既に修正されています。(クリスさん早ッ!!)
川崎は、Partuza のインストールに VMware+Debian を使いましたが、
上記以外は、本の記述の通りで概ね問題なくインストールできました。
Partuza はデフォルトで MySQL のパスワード無しの root ユーザを使うのですが、
Debian ではインストール時に root ユーザのパスワードを設定してしまうので、
partuza/html/config.php の書き換えが必要でした。
'db_passwd' => '********',パスワードを生で書きます。
あと、Partuza のハマりどころとしては、
VMware などでブラウザが動く PC と PHP が動くサーバが分かれる場合、
かつ、DNS(独自ドメイン)でなくて hosts ファイルを使う場合は、
PC 上の hosts だけでなくて、PHP が動いているサーバ上の hosts も
書き換える必要があるので、要注意です。
(Shindig~Partuza 間の通信の際に hosts が参照されます)
<この本はこんな方にオススメ>
・OpenSocial をこれから始める方
・ちょっと試してみたけど、コンテナ側のバグや面倒が多くて一度は挫折した方
実は、今週末は会社のメンバーで OpenSocial アプリの開発合宿をする予定。
技術評論社さんから献本いただいた1冊と、何冊か追加で調達して合宿に挑みます。
成果物の全ては公開できないのですが、一部は近日中にお披露目できるかも。
本も出たし、今年は OpenSocial が(ようやく)熱くなって来ますヨ!
来月2月12日(木)は、デブサミ2009 で OpenSocialパネルディスカッション を開催します。
川崎もモデレータとして参加する予定です。お楽しみに♪
