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2009年カンヌ国際広告祭受賞にみるこれからの広告キャンペーンのありかた このエントリーを含むはてなブックマーク BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

研究員の永田香澄です。
こんばんは。

WEB人アウォードの副賞としていただきました
「WEB広告研究会開催セミナー参加権利」を利用し、
セミナーに参加してきました。

途中から参加したため、全部ではないのですが、
「どんな話がされたのか?」をご報告しますね。

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Web広告研究会 2009年第6回月例セミナー
2009年10月27日(火)

タイトル:
「役に立つ広告。~2009カンヌ国際広告祭受賞作品に見るこれからの広告のカタチとその表現」

講師:株式会社電通 コミュニケーション・デザイン・センター SCD 大岩直人氏
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■2009年カンヌ国際広告祭に関して

●全体傾向
 派手な広告が減った半面、↓の要素が目立った

・Useful
 ユーザーのために役に立つ
 社会全体のために役に立つ

・Social
 「広告コミュニケーションの力を世界のために!」

 例えば、国連のアナン事務総長がプレゼンテーションを行い、
 「ここにいる皆さんの広告コミュニケーションの力で地球環境保全意識を高めて欲しい」
 というメッセージが伝えられた。


●受賞作品の例

「突き抜けたアイデア」に与えられるチタニウム&インテグレテッド部門では、
「米国オバマ大統領の選挙キャンペーン」が大賞を受賞

評価POINT
・メディアの活用方法
 新いメディアと古いメディアのすみ分けが秀逸

・キャンペーンの骨子がシンプルであったこと
 HOPE&CHANGE&YES WE CANのみ繰り返すキャンペーン


●大岩氏の感想

クリエイティブコアアイディアの幅が広がっているように感じる。
クリエイティブはデザインやコピーライティングのみではない。
「人が動くためのメッセージ」を提案・実行することもクリエイティブの中に包括されるようになった。

みんなが行動しやすくなるルールを作ることも広告の役割と考えられる。
 
例えば
 UNICEFのTap Project
 
 レストランやカフェでサーブされた水にたいして、
 100円以上のチップを払うとそれが
 衛生環境の悪い地域に住む子供たちを支援するために使われる。
 100円があれば、1人の子どもが40日間、きれいな水を飲むことができる。

 みんなに伝わりやすく、
 みんなが行動しやすい、
 メッセージの作り方、伝え方

 それを広告業界の人は知っている。

 その力で、「社会の役に立つ広告」の存在は、意味があると思われる。

■Q&A
Q:カンヌの審査方法は?
A:(3年前までの情報ですが…)
 現地で3日間かけて、対象作品をチェックし、投票する。
 4日目に審査員が、一押し作品をプレゼンテーションをし、
 足切りリストにはいった作品を救うチャンスがある。
 (このあたりで、「大人のロビー活動」があるらしい)


Q:カンヌ参加者の割合は?
A:今年は、景況が影響し、日本からの参加者が激減。広告主・代理店も減っていた。

 
Q:すごく面白いが、売上に貢献しない可能性が高いクリエイティブに対して表彰する可能性はあるのか?
A:飛び道具的な作品(例えば、全面Flashでインパクトだけの作品)は、賞をとれなくなっている。


Q:モバイル広告で話題になったものは?
A:JUJUのペア・ムービーキャンペーンの評価が高かった。
 ペア・ムービーとは、携帯を二つ並べると動画を楽しめる仕組み→携帯が個人メディアから複数人を巻き込むメディアに


Q:大岩さんがお気に入りの作品は?
A:バーガーキングのハンバーガー販売促進キャンペーン 「Facebook上の友人を10人削除すると、ワッパーをもらえる」というFaceBookアプリケーションをリリース。S
 ネット上のキャンペーンにも関わらず、ニュースなどリアルを巻き込んで話題になった。
 

Q:社会メッセージが強すぎると、商品販売という主目的が失われるのでは?
A:ありえる。
  現在は模索をしている時代のため、また、主目的を再考する時代が来るだろう。

Q:バナー広告の位置づけは?
A:バナー広告単体では、賞をとらない傾向がある。
  バナー広告は、全体広告の一部という認識があるため、なかなか単体で賞は取りにくいのでは?
  バナー広告はクリックを誘引するのではなく、バナー上でメッセージを伝えきっているものが増えている。

Q:TVなどのマスメディアの位置づけは?
A:マスメディアが弱くなったといわれているが、注目されていないわけではない。
  相模ゴム工業のLove Distanceキャンペーンは、TV&WEBの友好関係が注目されている。

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■感想

カンヌ広告祭は、数ある広告賞の中で、かなり強く「お祭り的な」位置づけを持っているんですね。

大岩さんが「役に立つ広告」と名付けられてた広告達は、
「みんなのためですとという大義名分を被って、売上を伸ばそうとする」という
ちょっと遠回りな方法なので、ブームが終わったら減少しそうです。

200名位の参加者に「ナショナルクライアント」×「WEB宣伝担当」の方が多かったことも印象的です。
代理店さんとしてはコネクションを持ちたい方たちが集まっておられました。

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