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MIT Media Lab「おもちゃ箱をひっくり返したような」ラボ
川崎です。先月の San Francisco に続いて、今月は Boston に出張に行って来ました。
マサチューセッツ工科大学 MIT Media Labで開催された Networks Understanding Networks というイベントに参加させて頂きました。カンファレンスの内容は、動画中継で配信されていたので、11時間の時差はあっても日本からご覧になった方も多いかも。
この記事では、カンファレンスの内容でなくて、ラボのオフィスの様子を紹介します。

「メディアテクノロジーラボ」でなくて、「メディアラボ」の方です。
JILS でもお世話になっている石井先生が Media Lab の副所長なのに加えて、今年から Joi Ito さんが所長に就任されました。
「おもちゃ箱をひっくり返したような」
ラボ内のイメージを短く言うと、「おもちゃ箱をひっくり返したような」という言葉がピッタリ。 ワクワクするような、いい意味で「おもちゃ」がラボ内にたくさんあって、またどんどん新しく研究・開発されています。これだけ面白いものが集まっているから、世界中から注目されて、またすごい人材が吸い寄せられる要因なのだろうと感じました。
メディアラボは、キャンパス内の E-14 と E-15 という隣同士の2つのビルからなります。
一昨年にできたばかりの新しいビル E-14 のエントランス。
ちなみに、Google Maps の Street View で見ると、まだ土埃舞う工事中だったりします。

タクシーで行く場合は、『20 Ames Street, Cambridge』と伝えます。

中に入ると、内部が基本的にガラス張りで非常にオープンです。
各研究室の活動内容が廊下から丸見えです。(さすがに招待がないと部屋の中には入れません)


ピンポン玉、プラスチックボトル、スポイト等など......。何に使うんでしょう?
また、工具もたくさんあって、何でもできそう。
以下、各研究グループごとのデモ展示もありましたので、いくつか紹介します。
High-Low Tech
『Experiments in Paper Making』は、漉いた紙の中に電線や電気を通す素材、チップなどを埋め込んで、紙がそのまま電気回路になっているという試作品。曲げやすかったり、いろいろな場所に以前に回路を埋め込んだり、様々な素材を使って自作できるので教育用にもいいらしい。

『Soft Circuits』は、紙でなくてフェルトを利用したバージョン。
もう「ハードウェア」じゃなくて、「ソフトウェア」ですね。

シンプルな素材で、電気回路の仕組み学びながら動く実物を作ることができます。
LEGO Learning Lab
LEGO ブロックを使った教育向けの研究をやっているラボです。

下の写真のディスプレイの右半分は、教育用のプログラム開発環境。
マウス操作で、マルチタスクなプログラムが書けます。
卓上に LEGO で迷路を作って、それをカメラで画像認識して、PC 上に表示・回路を再現しています。
たぶん、ゴールまで辿り着くプログラムを作るのが目標。
PC 内に閉じずに、リアルなモノと組み合わせて、プログラミングを勉強できる。
Tangible Media Group
日本人には一番有名かも。石井先生のタンジブル(触れる)メディアの研究です。

「ミュージックボトル」も(無造作に)部屋の端においてあります。
日本で展示していたら、これだけでも行列ができそうなものを。



石井先生の『PingPongPlusPlus』もプレイ可能です!



(上記の写真は時間差トリックなので、実際には石井先生と川崎がプレイしたわけではないです)
Mediated Matter
Neri Oxman 先生の 3D プリンタなど自動形成の研究グループ。
Motorola Innovation Lab
モトローラのスポンサードでしょうか。
Multi-Layer Light Field Display
アクリル板を5枚重ねて、各レイヤーごとにプリントする範囲を変えることで、物理的に 3D の見た目を実現したもの。

これを応用して、低コストにメガネ不要の 3D 動画を研究していました。
ボストンの街並み
6F のテラスから望むボストンの街並み。あいにくのどんより曇り空です。
ボストンは独立戦争でも重要な役割を果たした、アメリカの中では古い街です。
レンガ造りの古い建物がキレイに残されて、整備されています。

MIT は、ボストンの川向かいのケンブリッジ側にあります。
映画「ソーシャルネットワーク」でも出てきたハーバード大までも地下鉄で2駅、頑張れば歩ける距離。

昨夜、学生がテラスで飲んでいたのでしょうか?
ビール瓶が置き忘れてありました。

だいぶテンションが高まってきて、何だかトイレのドアまで格好良く見えてきます。
でも、廊下から目立つような看板がないので、トイレの場所は分かりにくいです。
Fluid Interfaces
2009 年の TED のトークで話題になった Sixth Sense の Pattie Maes 先生と Pranav Mistry さんを発見したので、すかさず写真を撮らせてもらいました。(川崎は仕事中なのでネクタイ姿のコスプレですよ!)

Pranav さんは新作品をデモしてくれましたが、残念ながら Sixth Sense の展示はなし。
聞くと「今回の展示は新しい研究のみ。そんなにたくさん並行して展示できないし、Sixth Sense で使っていた要素技術は隣のデモでも使ってるよ」とのこと(残念)。意外とドライ...。




