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ITクリエイターの大祭典『FESTA 2016』開催!全LT完全収録! -Mashup Awards 2016レポート 前編

2017/01/06

12月17日、品川・寺田倉庫にてITクリエイターのお祭り『FESTA 2016』が開催され、日本最大の開発コンテスト『Mashup Awards 2016』の決勝が行われました。

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ITクリエイターと共に歩んできたMushup Awards(以下、MA)は、昨年11年目を迎え、今回で12回目の開催となります。今年はさらなる飛躍を求めて、ITクリエイターの「ものづくり魂」と「遊び心」を昇華させる新たな取組として、ITクリエイターのお祭り『FESTA 2016』という形で開催されました。

『FESTA 2016』は、まさに“お祭り”
会場内に作られた360度どこからでも見渡せる円形ステージは、異種格闘技をも彷彿とさせる演出。ステージでは、当日のメインイベント『Mashup Awards 2016』決勝のプレゼンの他に、UG対抗LT、Keynote Session、コミュニティ対抗LT等が催され、『Mashup Awards 2016』に華を添えました。

MTL Webではこのお祭りを前後半にわけてレポートします。
前半では、LTとKeynote Sessionの様子を、後半のレポートでは、Mashup Awards決勝に出場した全チームと、内容盛りだくさんで紹介しちゃいます!

オープニングでは「MA2016 振り返り」と称し、本日の決勝までの流れをおさらい。

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今年のMAは、317作品の応募のあったForALL(一般応募)に加えて、企業の参加も可能となったForPro(法人応募)が新設されました。ForProにも30作品の応募があったことなど、両コースの決勝までの歩みが紹介されました。

UG対抗LT~API(等)を使い倒すとこうなる~

最初のステージは「UG対抗LT ~API(等)を使い倒すとこうなる~」。

MAに参加しているユーザーズグループ代表による、持ち時間4分のLT対抗戦。各社からMA2016に提供されている『APIを使い倒すとこんなことになる』をテーマに、白熱のLTが繰り広げられました!
< >参加ユーザーズグループ
・JAZUG
・TwilioJP-UG
・Pepper コミュニティ
・MESHで作ってみた!友の会
・BMXUG

JAZUG(Japan Azure) User Group 栂井良太さん
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「Microsoft Azure」推しのJAZUGは、Microsoft Azure Machine Learningの活用事例として「IKEMEN Dominator」をプレゼン。
IKEMEN Dominatorは、世の中のモテるイケメンを排除するべく、テクノロジーでイケメンの概念を書き換えるというもの。まずはインターネットで「イケメン」と「ブサイク」で画像検索し、イケメンとブサイクを分類。そこからイケメンの特徴をとらえ、 “イケメン”を定量的に判定する銃IKEMEN Dominatorに学習させる。さらに、自分自身に似た顔をイケメンと識別させているため、世の中のイケメンはIKEMEN Dominatorによって排除され、自分がイケメンとして生き残っていくのだと、自身の野望を熱く語りました。

 

TwilioJP-UG 本間皇成さん
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Twilio APIを使って活動するTwilioJP-UGは、「電話だけじゃない! Twilioで実現するコミュニケーション革命」というテーマでLT。
簡単に電話機能を実現させることができるAPIで有名なTwilioは、実はそれだけじゃなく、ビデオ通話、チャット、メッセージ機能等、IT時代にサービスに必須のコミュニケーションレイヤーまで発達しているとのこと。つまり、Twilioを使用すれば簡単にコミュニケーションアプリを作ることができる。自分のアプリにコミュニケーション機能を盛り込みたい人は、Twilioを使えば一から作る必要がないのでオススメとのことでした。

 

Pepperコミュニティ 高橋一行さん
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動かないPepper、しゃべらないPepper等、ちょっと寂しそうなPepperに出会うことが多い世の中ですが、Pepper コミュニティのPepperたちは、すごくおしゃべりだし、踊ったりもするという、活動的なPepperを紹介した「Mashed up with Pepper(仮)」。なんと6カ国語でピコ太郎の「PPAP」も歌って踊ることができるともご紹介いただきました。しかしPepper コミュニティのPepperたちは、こんなものではない、もっともっと凄いと。アキバでスクールアイドルを目指すPepper、何十体ものPepperで大合唱をしたりなど、とにかくPepperがとっても活発でした!

 

MESHで作ってみた!友の会 Ktrips 吉田顕一さん
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ソニーのMESHを使って活動する『MESHで作ってみた!友の会』のLTは「オラに元気をわけてくれ」がテーマ。
これまでMESHで様々なものを作ってきたが、今回は、『MESHでフルマラソンをしたらどうなるか? 苦しいマラソンも楽しく走れるMESH活用法』を考案し、実際に走って試してみたそうです。走ってる最中にハイタッチをしてもらったり、Twitter等で「いいね」をしてもらうことで、なんとあの某アニメの元気玉のように、みんなの応援でどんどん背中に担いでいる元気玉が膨らんでいくという装置を作り、マラソンに参加したそうです。本当に苦しくなかったのかは…秘密です。(笑)

 

BMXUG(BluemixUserGroup) 葛智紀さん
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BMXUGのLTは、IBMのWatsonを使って「Voice Controllerを作る!」がテーマ。
IBMの有名な質問応答システム・意思決定支援システムWatsonのスマートフォン向けSDKが、なんとGitHub上で公開されているのはご存じでしたか? GitHubのREADMEに従うだけで簡単にインストールができ、iOSからも使えるとのことでした。BMXUGは、WatsonのSDKを使ってVoice Controllerを作成し、ライブラリを公開しているので、興味のある方は、ぜひ使ってみてくださいというご紹介でした。

以上、5つのUGによるLTでした。なお今回のLTは、観覧者の投票によりナンバーワンを決定するUG対抗LT戦。全プレゼン終了後に、スマホを使って投票が行われました。結果の発表はのちほど!

 

Keynote Session

続いては、「Keynote Session」。今回の『Mashup Awards 2016』の審査員でもあるBASE株式会社 取締役CTO・藤川真一さん、Coiney,Inc プロダクトストラテジスト・久下玄さんにそれぞれご登壇いただきました。

最初のキーノートは、藤川真一さんによる「Web APIのこれまでとその先の世界へ」。
かつて一世を風靡したモバイル端末向けTwitterクライアント「モバツイ」の開発者である藤川さんが経験した、Twitter APIをフルに使って開発したモバツイ時代のAPIに関する苦労話をお話しいただきました。
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-そもそもAPIというのは企業戦略そのものだと考えています。
APIを提供する側も、それを利用する側も、使われていく場所はWebやアプリなど時代の流れで変化しつつも、今後もAPIを使って何かを開発するという流れは変わらないでしょう。しかしその中で、APIを提供する側は、すべてを公開してしまうと自社の競争力が弱体化してしまう、また使う側もAPIの公開非公開によって自社の生産性をAPIに左右される、というリスクもあるので、そういった意味でAPIは企業戦略だといえます。

では、Twitter APIは“企業戦略”として正しかったのでしょうか?

Twitter APIを使ったことがある人はわかると思いますが、Twitter APIは当初は大盤振る舞いで、Twitter APIを使えばほぼなんでも作れてしまうほどの機能を持っていました。ですので、当時はいろいろなTwitterクライアントが出てきて、Twitter側からすると自ら脅威を作ってしまうことに。そこで、Twitter側が基本部分の提供をやめると、今度は開発コミュニティから反発を受け、結果TwitterのAPI戦略は失敗だったといわれるようになりました。

そういうようなことがあり、現在は、APIに依存しない、クローラーでデータをスクレイピングするようなサービスを開発するスタートアップもでてきています。

データをスクレイピングするということは、HTMLレベルでの構造が変わってしまうとデータが取れなくなってしまうので、メンテナンスをきめ細かくする必要があること、さらに、誰かが監視していないといけないということから、参入障壁が高くなります。安定かつスケーラブルにクロールできる技術が今後は重要になってくるのではないでしょうか。Google、SmartNews、Gunosyなどが、このようなサービスの代表例といえます。

今後もAPIは企業戦略であり、デベロッパーとのコミュニケーション手段であることから、公開方法によってエコシステムにも影響するとはいえ、やはりよく考えて公開していかなければならないでしょう。ルールが厳しいAPIを出せば、つまらないエコシステムにしかならないし、APIを大胆に公開すれば面白くはなるかもしれないが自社の存続にも影響する、ようするに大胆すぎてもダメだし消極すぎてもダメ、そのバランスが重要です。

これからは、データをスクレイピングすることも必要だし、APIの公開、活用するにもバランスが大切ですし、APIをみんなに使ってもらうことも大事です。要するにマッシュアップですよ、と締めくくり、“マッシュアップ”を楽しむ参加者全員のチャレンジが未来を作るというお話いただきました。

 

お二人目のキーノートスピーカーは久下玄さん。

Mash Up のその先へ『育てるように作る楽しみ』」テーマに、今後Mashup Awardsを面白くするにはどうしたらいいかについてお話いただきました。

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-私自身は、スマートフォンでクレジットカード決済をするCoineyというサービスを提供する会社のスタートアップメンバー。Coineyが事業として順調に成長してきたので、最近は新しいことに、いろいろとチャレンジをしています。

たとえば、Coineyエンジンという、AIとCoineyの利用で得た決済等のトランザクションデータを活用した情報を金融機関に提供するサービスを始めたり、Coineyとは離れて、脳波を感知して音楽のプレイリストを作るヘッドフォンを作ったり、単機能で簡単に使える鳥型の音声アシスタント機能を持つ小さなコンピューター「COTOREES」を作ったり。これからは、かわいいだとか、子供でも使えるとか、そういう視点もすごく大事な時代になるのではないかと思い、いろいろと作り始めました。

わたしの思うMAのよさは、みんなで楽しいことをやる点。

他のTech系イベントと違い、ビジネスモデルやベンチャーキャピタルに説明するためのストーリーなどが一切話されないのが楽しいですよね。なので、かなり面白いもの、やばいものが誕生する土壌があると思います。去年のMAでは、音楽に合わせてジュースを作るという作品がありましたが、その作品が作るジュースは全部薄味とか、スニーカーにトラッキングシステムを入れてみんなで鬼ごっこをやるとか、本当にビジネスモデルが関係ないんです(笑)。普通のTech系イベントでは絶対に出てこないようなアイデアがたくさん出てくるのが、MAの最大の魅力です。

ただ一方で、出たアイデアをもう少し育てるという面にチャレンジして欲しいという、個人的な思いもあります。どうしてもMAは、その年の終わりに決勝があるので、イベントが終わると同時に、すべて終了という印象があります。MAはプロトタイプを作る楽しみがありますが、もの作りにはプロダクトを作り“育てる”楽しみもあるので、どちらもあっていいのではないでしょうか。

せっかくMAで出会った仲間もいることだし、音楽が得意な人は音楽を、エンジニアリングが好きな人はアプリ開発を、デザインが得意な人はデザインをというように、それぞれが得意なジャンルを担当することで、モチベーションも持続できるのではないでしょうか、とお話しいただきました。Mashupという言葉が使われるようになって久しいですが、Mashupも時代とともに変わっていく、人と人とのMashupもアリでは? とご提案をいただきました!

 

コミュニティ対抗LT~もの作り天下一武道会~

Keynote Sessionに続いてふたたびLTの時間、「コミュニティ対抗LT ~もの作り天下一武道会~」のスタートです。

本日2回目のLTは、日本全国に多数存在するITクリエイターのコミュニティの中から、TMCNIoTLTおうちハック同好会MAの4コミュニティが参加。コミュニティ対抗LTは、各コミュニティから先鋒中堅大将を選出し、それぞれの面白さ、活動内容、作っているものなどをプレゼンし、3回戦の総投票数で優勝コミュニティを決定する、まさに天下一を決める戦いです。

まずは先鋒戦から。

先鋒戦は、IoTLTのちゃんとくさん、TMCNのやまざきはるきさん、MAのななとななぱぱ親子、おうちハック同好会の石田陽太さんの順番でバトルLT。

IoTLT ちゃんとくさん

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テーマは「IoTLTで登壇したら○キロ痩せました!」。飲みながら観戦できるMAですが、さすがにビール片手に登壇して、このテーマを語るのはどうなのかと自分突っ込みをするちゃんとくさん。内容は、IoTで運動の記録、体重の記録、食事の記録を自動的に行い、強制的に無限に痩せる環境を構築するという膨大な計画!! 会場でも「痩せます!!」と宣言をするちゃんとくさん、はたして結果は…!?

 

TMCN やまざきはるきさん

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やまざきはるきさんのLTは、TMCN(Tokyo Motion Control Network)コミュニティのご紹介。
やまざきさんのプロダクトともに登壇するも、ステージではうまく動作せず、基本は呑み会であると暴露!呑むためにコミュニティを作り、呑んだら何かを作るをモットーに「Build to Drink/Drink to Build」で活動中ということ。みんなでアホなものを作ろうという集まりなんだとか。ちなみに登壇時のやまざきさんの作品は、トロンボーンの音の高低でゲームのキャラクターを操作するもの。その他、自転車にしっぽを付けたもの、虫かごに5つだけ音の鳴る仕掛けを付け「虫の声」だけ演奏できる楽器等をご紹介いただきました。

 

MA ななとななぱぱ親子
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MAコミュニティの先鋒は、ななちゃんとななぱぱの親子。
「とある、エンジニア親子の正しい週末?(MA)の過ごし方」と称し、親子でMAとつきあう方法をご紹介。ななちゃん曰く、親子でMAに参加するなら「バッカソン」がおすすめだといいます。その理由は、おばかなハックのバッカソンなら、何を作ってもいいから、とのこと。前回参加したときは、たくさんの電子部品を持参し、親子で楽しく参加できたそうです。なんだかんだで、ななちゃんはおやつを食べたりランチを食たりと、楽しく週末が過ごせますとのことですが、ななぱぱはお父さんとして娘さんとハッカソン、MAに参加できるのが何よりもの勝利ポイントであると締めくくり、終始、MAに参加する楽しさをお伝えいただきました。

 

おうちハック同好会 石田陽太さん
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おうちハック同好会の先鋒は、石田陽太さん。「俺の部屋がこんなに賢いわけがない」をテーマに、おうちハック同好会についてご紹介いただきました。
おうちハック同好会は数カ月に一回発表会が行い、既存のデバイス等を組み合わせて、様々な“おうちハック”を試みて、コミュニティ内で紹介しあっているそうです。ちなみに石田陽太さん宅では、色を自由に変えられるIoT照明のPhilips Hueを使い、ゴミの日は玄関の照明を自動的に緑に変えて、ゴミ捨てを忘れないようしたり、部屋のCO2濃度が1,000ppm以上(集中力を維持する限界濃度とのこと)になったら居間のライトを赤くして換気を促すようなハックをしているとか。しかし、おうちハック同好会の強者はもっとすごい!家に帰ってきたら、自動的にBDプレイヤー、テレビをオンにし、間接照明を赤やピンク、メイン照明をオフに、そしてすぐにももクロのライブが楽しめるようにおうちハックしている方もいらっしゃるんだとか。最後は、(TMCNと違って!)ネタだけで終わらない長期的に使える実用的なハックをしていると、他のコミュニティを牽制する形でLTは終了となりました。

 

続けて2回戦は中堅戦です。

TMCN 竹内伸さん
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先鋒のおうちハックの「TMCNはネタだけ」というTMCNに対する攻撃を、TMCNはネタだけじゃなくて「コンセプト」ですと応戦。が、竹内伸さんのテーマは「カッパアマエビカツオウニネギトロイクラ」という、寿司ネタの画像を組み合わせて、一瞬何が書かれているかわからない資料で、観客をも煙に巻く作戦!
どうやら寿司文字は「パクり」と書かれているんだとか。(!?)パクりの元祖として安藤広重とゴッホの絵を紹介すると、パクりというのは悪いことではないと持論を展開します。というのもハッカソン等では、他人のアイデアに乗っかることが推奨されているように、もっともっとパクりを推奨していきたいと熱弁。ということで今回のTMCNはMAの作品をさらにマッシュアップしたという作品を展示、ご紹介。最後はパクられない技術を披露。その方法は3つ、「出さない」、「難解にする(たとえばプレゼンを寿司の絵でする)」、「高度なものを作る」と話し、TMCN流のプレゼンで会場を爆笑の渦に巻き込みました。

 

MA 竹内能彦さん
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MAの竹内能彦さんの発表は、MAの準決勝に進出した「うりゃおい」という作品のプレゼン。

「うりゃおい」は、もののふ(ももクロのファン)がカラオケで楽しむためのもの。カラオケでの理想は、自分がももクロの歌を歌い出したら周りは「あーりん、あーりん」と、ライブでファンが使うかけ声で盛り上げてほしいのに、実際には「シーン…」というのが現状。
MAの準決勝では「カラオケで歌っても楽しくなーい」という演技で課題を定義し、ソリューションを提示、さらにその場でカラオケを歌って実演し、歌って踊って気分は最高だったんです。が、結果は準決勝敗退。反省会の結果、原因は寸劇と歌に時間を費やし、ほとんど技術説明をしなかったこと。そして「うりゃおい」は、スマホから応援コール等が流れる装置だが、本人たちが歌って踊って叫んでいるため、装置からの応援が見ている人にまったく聞こえていない上に、装置の色も歌で変わるというのに、舞台の上ではそれが見えなかったんだとか!
つまり見ている人には何をしているのか、まったく伝わっていなかったことが敗因と分析。今回はもののふがふたりでの参戦でしたが、来年は5人で挑みますので、こうご期待とまとめました(笑)。

 

おうちハック同好会 大和田茂さん
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おうちハック同好会の大和田茂さんには、コミュニティの活動内容についてお話いただきました。会は、とあるソフトウェアを使っていただくためのハッカソンのサポートとして立ち上げたFacebookグループに端を発し、2014年に「おうちハック同好会」という名称に。昨年には関西おうちハックも立ち上がり、ますます盛り上がりを見せている、とのこと。近年増えているスマート家電やガジェット開発を容易にするキットを使って、自分の家を便利で快適なものに改造する、おうちをハックしている人が増えているのだそう。年3回開催している発表会では、そんなおうちハッカー自慢のハックやガジェットを発表しあうそうで、代表的な作品として、音ゲーで遊ばないと家電が動かない家や、(スマートハウス時代になるとスマホで何でもコントロールできるようになるのでリモコンがいらなくなるといわれているが、スマホすらなくしてしまう人もいるので、)家のエアコンを最終的にひもで引っ張るだけでオンオフができてしまう装置など、実用的な物から笑えるものまで、様々なおうちハックが披露されているそうです!気になる!

 

IoTLT しのはらさん
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IoTLT中堅のしのはらさんは、「IoTで美味しい漬物を作りたい。」をテーマに、大好きな漬け物をIoTの技術で美味しくする方法を発表。基本的に塩で漬ける漬け物は、塩が漬け物に移ったら食べ頃であると考え、IoTで塩分濃度を監視すれば、食べ頃がわかるのでは、と仮定。塩分濃度センサーは高価なので、センサーそのものを作ろうと決意。塩水は電気抵抗を計ればその塩分濃度がわかるので、漬け物の漬け始めと食べ頃の電気抵抗を調べておきます。野菜を漬けたら塩水の電気抵抗を計りはじめ、いい感じの値になったら通知してあげればうまくいくのではないかという結論に達したそうです。通知の部分には、WiFi機能が載った開発ボードと、MilkcocoaというIoTに特化したバックエンドサービスを組み合わせて、Slack通知やLINE Botでメッセージを送って、食べ頃を通知しているそうです。しのはらさん自身はWebエンジニアなんですが、ちょっとした電気回路の基礎を学んでおくと、ないものを作れるようになり、夢が広がる、というお話が印象的でした。

以上での終了。いよいよ大将戦です。

 

おうちハック同好会 湯村翼さん
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「おうちハックはどこから来て、どこへ行くのか?」と称し、おうちハック同好会の強者メンバーをご紹介いただきました。

まずおうちハック同好会のメンバーには、トイレやお風呂など自身の行動すべてをハックし記録し行動解析を行う、野性のプロが混ざっているとのこと。また自動掃除機を使って「千本桜」を演奏するなど、家電は普通の使い方をしないのがモットー(!)なんだとか。またベッドにシリコン性のキーボードを敷き詰め、寝返りで「ブロック崩し」ができるシステムを作り、寝ている間の時間も無駄にしないなんて強者も。しかもみなさん、なんでも自作するというからさらに驚き。Suicaで家の鍵を開けるスマートロック機能も段ボールで自作しちゃうほど!そしておうちハック同好会最大の貢献は、それまで「おうちハック」という言葉を誰も使っていなかったが、今ではGoogleの検索キーワードとして普通におうちハックという言葉が使われるようになった、ということだそうです。これからは、さらにIoT化の波が押し寄せ、みんながおうちハックする時代がやってくるので、おうちハック同好会は、おうちハックの課題やノウハウを蓄積し、みんなと共有していきたいとのことでした。

 

IoTLT ギャル電さん
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今のギャルは電子工作をする時代だと話す、まおさんときょうこさんの“ギャル電”は、ギャルによるギャルのためのテクノロジーを提案していくユニット。今回は「電子工作でパリピにモテてきた。」をテーマに、全身ピカピカのまるで歩くデコトラのような“衣装”で登場、「今の電子工作にはストリート感がたりてない」というひと言で会場を爆笑の渦に(笑)。なので、パリピに超モテる“盛れてる”電子工作を作ったとのこと。とりあえず光ってたらモテるとのことで、デコトラとキャップを合体させた「ウェアラブルIoTデコトラキャップ」を開発。それが今回の衣装。キャップのLEDをMilkcocoa経由で制御できるというスグレモノでした。早速、このキャップをかぶってストリートに出たところ、やはりモテモテだったそう! ギャル電は、もちろん電子工作の調整もストリートで、現場に合わせてプログラムを調整する主義だといいます。「とにかく光ればモテる」というキーワードが印象的で終始爆笑!恐るべし、ギャル電…!

 

MA 安藤真衣子さん
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MA大将の安藤真衣子さんのテーマは、「ものづくり自由形」。
この言葉は、MAのコンセプトワードにも使われていますが、実は去年安藤さんが考えた言葉なんだそうです。そんな安藤さん、現在はMAスタッフですが、過去にMAにも作品を作って参加していた経験があるとのこと。かつて、日常、こんなところにちぢれ毛? と思うことがあるように、ウェブにも“ちぢれ毛”が落ちていてもいいのではないかということで「ウェブちぢれっ毛」を出品したのをきっかけにMAに参加し続け、実は一昨年は最優秀賞も受賞しているというお方。
MAは、自由な作品で参加できるのが魅力であり、そして「ものづくり自由形」は、思い出づくりでもあるといいます。みんなの作品、発表がブログやTwitter等も記録され、思い出として残っていきます。そこでみなさん、カメラを向けられたら、ぜひ笑顔で思い出づくりにご協力を! Twitterはハッシュタグをつけてツイートを!というお願いと、今年のMAは「祭」がテーマですので、ぜひみなさん一緒に盛り上げてくださいと、MAスタッフらしいコメントでまとめられました。

 

TMCN 新里祐教さん
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「一人マッパソンへの誘い」をテーマにLTをするのは、TMCNの新里祐教さん。
マッパソンとは、Google Mapを使ってのハッカソンではなく、最も自然な姿=真っ裸で開発をすることだと、新里さんは主張します。ひとりぼっちの開放感、ぶっちゃけ、みなさんも開発をするときは洋服を脱いで開発してるでしょ? 俺だけじゃないはず、と力説(笑)。絶対にしてるのに、みんないわないだけだと主張を続けます。
まずは帰宅、食事、風呂、そして開発、だから裸。生活リズムにもぴったりなのがマッパソンだといいます。ただしマッパソンには危険なことも。たとえば電子工作とマッパソンは、感電する可能性もあるので注意。それ以上にマッパソンの利点は、集中力が各段に上がること、自由な発想、想像力が向上すること、無限の可能性が広がること。欠点は、冬は基本寒い、いろいろと危険、そして家族や彼女の理解が必要なこと、とのこと。それとセルフィーする際は、ポロリにも注意と加えました。来年のMAには、マッパソンのカテゴリーができているといいなぁと締めくくりました(笑)。

以上で、「コミュニティ対抗LT ~もの作り天下一武道会~」のLTは、すべて終了。

このあと、先鋒、中堅、大将戦の中でそれぞれの一番良かったと思うコミュニティに、観覧者が投票。結果は、先鋒、中堅、大将戦すべての投票数を合算し、得票数の一番多かったコミュニティが表彰されます。結果発表はのちほど。

前半のレポートはここまで。

気になるLTの結果と、Mashup Awards2016の様子は後半のレポートをご覧ください!

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