News

事業企画とUXのコンセプト設定について。 UX Sketch vol.1

2015/07/04

6月26日金曜日、Media Technology Lab(以下、MTL) Caféにて、UXについて考える勉強会「UX Sketch」vol.1が開催されました。

<当日タイムテーブル>
19:15〜 開場
19:45〜19:55 ご挨拶
19:55〜20:15 竹中 哲(ランサーズ株式会社 チーフデザイナー)
20:15〜20:35 馬場 沙織(株式会社リクルートテクノロジーズ)
20:35〜20:55 西村 和則(root inc. 代表取締役)
20:55〜21:00 告知・アンケート
21:00〜22:00 交流会

今回のテーマは、「事業企画とUXのコンセプト設定について」。UIとUXの勉強会は多くあるものの、深く結びづいているはずの事業計画とはあまり関連づいて語られることは多くなかったため、今回はUXと事業計画にフォーカスした勉強会を企画。UXデザインの最前線で活躍している3名を講師に招き、他では聞くことのできないような非常にリアルな事例を共有いただきました。

DSC04726

当日は、冒頭に、MTL UX開発チーム グループマネジャーの丸山が、「MTLなので、勉強会といっても、お堅いイベントにはしたくない、登壇者も含めて議論できる場にしたい」と挨拶し、会がスタートしました。

DSC_0515

1人目の登壇者は、竹中哲氏(ランサーズ株式会社 チーフデザイナー)。
「プロダクトオーナーの隣でUXを導入した話」というテーマで、「なぜUXを考えるのか」、「どうUXを考えていったか」、「すぐできるUX実践」を軸に実際の事例について話していただきました。
UXを導入するために、UXのガイドラインを策定したり、社内勉強会を実施したりと、具体的に試した導入ノウハウを紹介いただき、その中で大切なことは、UX導入を提案するタイミングだと気が付いた、と共有していただきました。
導入後の評価について、定量分析と同様に、定性分析も大切なのに、なかなかやっているところは多くないのでは?と会場に投げかけていました。ランサーズでは新入社員全員にサービスを触らせ、ビデオに撮って動きの検証をしているそうです。その動きは、ユーザーに非常に近いため、UXの改善につなげることができている、と話していただきました。竹中氏が発表の締めくくりとして伝えた「サービスに関わる人は全員UXデザイナー」、という言葉は参加者にも強く刺さったのではないでしょうか。

DSC_0518

2人目の登壇者は、馬場沙織氏(株式会社リクルートテクノロジーズ)。
馬場氏はmixi、ノハナの立ち上げを経て、2015年3月からリクルートテクノロジーズにジョイン。今でこそUXデザイナーの馬場氏ですが、もともとはUIデザイナーだったと自己紹介し、「事業とUXデザイン」、「事業フェーズとUXデザイナーの役割」をテーマに、ビジネスに非常に近い立場から話していただきました。
プロダクトがスケール可能か、によってビジネスニーズ(UXの目的)が変わるとし、前職でのノハナの立ち上げ事例や、現職で関わっている「勉強サプリ」の事例を共有いただきました。一言でUXデザイナーと言っても、ビジネスニーズによって手法が変わってくるため、UXデザイナーとしてのスキルを磨いていくためには、KPIやPLといったビジネスサイドの数字の理解を含め、幅広く手段を自分のものにする必要がある、とまとめていました。

DSC_0556

3人目の登壇者は、西村和則氏(Root inc. 代表取締役)。
録音や撮影はNGでと断りを入れた上で、西村氏が事業企画フェーズから参加した案件についての事例共有がありました。
西村氏もUIデザイナーとしてサービス開発をした経験があります。その経験から、今求められているのは、上流工程から関われるUX設計を含めたデザインスキルであると感じ、「コンサルティングと制作」を強みとするRootを立ち上げたそうです。
事例共有の中で、組織課題とプロダクト課題は別にして考えること、UXデザイナーはクライアントと開発側の間で中立的なポジションからコミュニケーションを取ることが重要だとおっしゃっていました。
最後に、今後、デザイナーはビジネスマインドを持つハイブリット型の「デザインディレクター」になるべき、とまとめ、クライアントの本当に実現したい価値(UX)を定義し、それを知るためにどんなに忙しくても「なぜ?」を繰り返してほしい、と参加者にメッセージを送りました。

DSC_0569

講演の後は、登壇者を交えた参加者全員での懇親会。今回はデザイナーから、事業企画をする側の方まで、多くの職種の人が集まりました。各々お酒や軽食を楽しみながら、名刺を交換したりと新しいつながりができている様子がうかがえました。

DSC_0601

参加者からは、「第一線でやっている方から話が聞けた」、「抽象的な概念の部分から話を聞けた」、「他社での事例について聞くことができた」など、他の勉強会ではなかなか聞けない話に満足している声が多く寄せられました。

また、この日は、MTLから新サービス「L’OREM(ローレム)」がリリースされた日。最後にサービスの告知も行われました。

uxsketch_lorem

L’OREM(ローレム)とは、国内外のニュースメディアやブログから発信された人気のUXやサービスデザイン分野の記事をいち早く日本語で配信するメディアです。チェックがまだの方はぜひ「デザインの力で社会は変えられる」で検索してみてくださいね。
サイトURL:http://l-orem.com/

今回大盛況のうちに幕を閉じた「UX SKETCH」vol.1!これからも月に1度、UX Sketchは開催していく予定です。どうぞご期待ください!

DSC04749